膝関節離断性骨軟骨炎による遊離骨軟骨片をハイドロキシアパタイト含有poly-L-lactideピンで整復固定した2例

摘要

離断性骨軟骨炎とはなんらかの原因で軟骨下骨が母床から離断した病態とされ,骨性結合を保っているものから(Gohl分類stage IⅡ),骨軟骨片の離断を認めるがずれの生じていない状態(stage III),完全に遊離した状態(stage IV)に分類される.今回,遊離した骨軟骨片をpoly-L-lactide(PLLA)ピン(スーパーフィクソープピン:デビュージャパン社,東京)にて観血的整復固定し,良好な結果を得たので報告する.