APSTJ2025ワーキンググループの活動について： 10年後の日本薬剤学会を考える

摘要

公益社団法人日本薬剤学会（以下，本学会）では，2013年度より「APSTJ2025」と題した新たな活動 をスタートした.APSTJ2025とは，「日本薬剤学会 が2025年を目処に達成しょうとする中長期的な目 標とその方策を提案する」ものである.これは，国 際薬学返合(International Pharmaceutical Federation, FIP) の策定した「FIP2020」にならつたもの で，FIP2020では今後の薬剤師の職能，薬学サイェ ンス，薬剤師教育のあり方に関する提言がまとめら れ，2020年に向けたFIPの活動方針が明確に示さ れている.APSTJ2025においても，今後本学会が 日本の薬学?製薬産業?医療にどのように貢献して いくべきかを考えることによって，2025年の本学会 のあるべき姿を会員全員が共有化することを目的と している.