衝撃波負荷によるガラス板の爆風強度試験--衝撃波特性と応力測定方法の検討

摘要

衝撃波管を用い，ガラスに負荷を与える衝撃波特性を明らかにするとともに，ガラス面内における応力発生の測定方法を検討した．その結果を要約すれば，以下となる．（1）本装置で発生した衝撃波の負荷パターンほ，当初はパルス状，その後はなだらかに減衰する形状であった．（2）衝撃波の到達によりガラス試片に作用する圧力の値は，反射衝撃波背後の圧力値と一致したことから，衝撃波管側壁で測定した反射衝撃波の値からガラスへの負荷値を推定できる．（3）測定時間間隔を10μSとすることで，ガラスの発生応力測定を高精度で行うことができるようになった．