影のかかる太陽光発電システムの発電電力向上に関する研究

摘要

本論文では、まずPVアレイの最大出力動作電圧と電流の経時変化を用いて影の状態を推定する。そして推定した影を用いて、（1）アレイを構成する配線を変更する方法、（2）ストリング毎に最大電力点追従制御（以下「MPPT制御」という）を行う方法、の2通りの方法によって発電電力の向上の検討を行った。この結果、アレイの配線を変更する方法が電力向上に有用であることが明らかになった。