緑茶の産地ブランド、イメージに閲する定量分析 －大消費地、乗京の消費者にどのようなイメージで把握されているのか－

摘要

突然だが、ここに「品質、価格、パッケージ」が全く同じ、二つのリーフ緑茶があったとしよう。 一つには、「静岡茶」と書いてある。もう一つには、「宇治茶」と書いてある。さて、消費者は、どちらを選ぶだろうか。 この場合、どちらのお茶が選ばれるかは、産地のブランドカに依存する。 ブランドが「タイ、ブレーカー（tie breaker）」（テニスの試合で同点のときに勝者を決する延長ゲーム）ともいわれるゆえんだ。 強力な産地ブランドは、地域産品の競争力を高め、販売や収益力の増大をもたらす。 ブランドは、消費者に選ばれる産地になるための最強のツールとなる。