LCAによるパワーモジュールの環境負荷評価

摘要

温暖化ガスの抑制やゼロエミツションを追及する循環型社会の実現に向けて，設計段階から環境負荷低減を考慮した製品が不可欠になっている。 三菱電機では，環境適合設計を推進するに当たり，製品やサービスのライフサイクルつまり資源の採掘から製造→輸送→使用→経年廃棄までの各段階を通じて，環境に与える負荷を定量化する手法としてLCA（Life Cycle Assessment）による評価を実施している。 今回，標準化が進む経済産業省LCAプロジェクトのデータベース，当社固有の社内共通主要部品及び㈱ハイパーサイクルシステムズでの廃棄処理プロセスのデータ等で構築された社内標準データディレクトリを用いて，パワーモジュールのLCA評価を実施した。