ロコモティプシンドローム、サルコぺニァ対策素材としてのHMBカルシウム

摘要

「口コモティブシンドローム（通称ロコモ)」とは、「骨」や「関節」、「筋肉」 といった運動器が衰えて「立つ」、「歩 く」といった動作が困難になり要介護 や寝たきりになること、またはそのリス クが高い状態をさす。予備軍を含めるとその数は約4,700万人といわれ、 超高齢化が進むなかで近年問題視さ れている。なかでも加齢により筋肉の 合成と分解のバランスが崩れて筋肉が 減少することを「サルコぺニァ」といしk 体の筋肉がやせ細り代わりに体中に脂 肪がついてしまう「サルコぺニァ肥満」 という症状とともに学会やメディアで 取り上げられる機会が多くなつている。 筋肉は体を動かす働きのみならず体や 関節を支える運動器であり、筋肉減少 (サルコぺニァ）は、転倒や関節への 負担の原因となる。また、サルコベニ ァ肥満は、筋肉が衰えているため基 礎代謝も低下していて糖尿病や高血 圧などの生活習慣病になるリスクも普 通の肥満の2倍以上といわれ「メタボ より怖いサルコぺニァ肥満」とも言わ れている。快活で充実したアクティブ シニアライフを送るためにも、サルコぺニァ対策として適切な栄養摂取と適 度な運動で筋肉を維持することが重要 と考えられる。本稿では、ロコモ、サ ルコぺニァ対策素材としてのHMB力 ルシゥムの可能性と該素材の最近の 傾向についてアプリケーション例を含めて紹介したい。