航空気象予報における風および視程に関するTAF-Sガイダンスの作成-平成11年度航空気象予報技術検討会報告－

摘要

平成11年度から3か年計画で「風と視程に関するTAF－Sガイダンスの作成」を課題とする検討を行う．今年度は，各官署の局地特性を整理し，各要素のプロトタイプのガイダンス作成を目指した．ガイダンス作成には，数億モデルの改良にも適宜対応できて層別化も可能であるカルマンフィルターの手法を用いた．その結果，夙についてはほとんどの官署で精度の高いガイダンスを作成したが，視程については持続予報と同程度の精度で更に開発する必要があった．