秩父地方の農山村を元気にする～県営中山間地域総合整備事業の取り組み～

摘要

埼玉県秩父管内はそのほとんどは森林であり、そんな中で農山村は、生活上も農業生産の上でも条件不利地のまっただ中にある。 そのような現状を何とか打破し、住んでみたくなる農山村環境と、「農林業と観光業の連携強化」を目指した多彩な事業（メニュー）を紹介する。 準父地方は埼玉県の西部に位置し、県土の約25％にあたる約930km~2を有するが、その約85％は森林です（これは、県全体の森林面積の約61％を占める）。 一方管内の農地面積は僅か約3000haであり、約3％を占めるに過ぎません。 秩父地方は何と言っても、首都圏の観光地であり、毎年多くの観光客が訪れます。 名峰甲武信岳（2475m）を始めとする奥秩父大自然への“森林浴”や登山、秩父市内及び近隣の市町村に点在する“秩父観音霊場34カ所”への札所参り。