トマト栽培における省力管理技術の開発-低段密植高設栽培におけるべッド高さの検討-

摘要

トマト栽培の省力化を図るためには、作業の過半を占める収穫、調製作業を減らす必要 があるものの、長段栽培の作業では、芽かきや誘引などの管理作業の改善要望も高い。一方で、低段密植栽培は長段の1.5-2倍の株数を定植しなくてはならないが、吊り下ろし作 業を行わなくて済むなど省力化が図れる可能性がある。そこで、べッド高さの異なる低段密植高設栽培における定植、管理、収穫作業の能率、 姿勢を解析し、総合的に軽作業化に有効とみられる仕様を検討するとともに、作業者の体 格に合わせた適正な仕様範囲を検討したので報告する。