暖房方式の違いによるエネJレギー 使用量と八ウス内温度について

摘要

国内の施設園芸（野菜、花卉、果樹）において は，近年の石油高騰により冬季の暖房が石油暖房 機からヒートポンプ暖房やハイブリッド暖房（石 油暖房とヒートボンプ暖房の併用運転）への移行が進んでいる。また，平成24年度から26年度に かけて政府が実施した燃料価格高騰緊急対策事業 によってもヒートボンプの導入が加速された。今まで主流であつた石油を燃焼させる石油暖房 とヒートボンプの空気加温による暖房およびヒ一 トポンプ暖房と石油暖房を併用する方式はその加 温の形態が異なる。今回，それぞれの暖房方式で のハウス暖房におけるハウス内温度とエネルギー 消費量の比較検証を行つた。さらに，ヒートボンプ導入による電気料に相当するエネルギー費用を 石油暖房機の灯油購入費用と比較した。