北海道におけるみずな直播、小株栽培の栽培体系

摘要

北海道におけるみずな栽培は，消費拡大に伴い近年急増してきた．産地では個々に試行を重ね栽培技術を組み立ててきたが，安定生産に向け栽培体系を確立することが要望されている．北海道においてみずなは主にハウス栽培されるが，直播および移植栽培が行われており，また出荷規格が統一されていない．そこで，直播栽培し，草丈35～46cmを目安に収穫して量目200g，1袋3株以上入れて出荷，およびこれに準ずる栽培、出荷体系を「直播、小株栽培」と呼ぶこととし，北海道のみずな栽培の約6割を占める「直播、小株栽培」を対象に，栽培体系を検討した．