農へ向かう都市住民に及ぼす学びの壕餞役割－赤臼自埜農塾による「白雪七農」の広カりを中J」に－

摘要

現在，日本社会の著しい工業化、都市化、人工化に行き詰まりを感じ農へ向かう都市住民が増えつつある．存続の危棟に直面している地域農業、農村の再生にとって，今後そのような都市住民たちをいかに受け入れていくかが重要な課題の1つとなっている1）．　 これまで都市住民は都市農村交流や市民農園等との関わりで間接的に取り上げられるものの2），農の実践者となる可能性に焦点を当てられることは少なかった　 しかし，都市住民による種々の形態での農の実践とその関連制度について取り上げ評価した東〔3〕や新規参入者に関するいくつかの研究に見られるように，農業を新たに始める都市住民は少なからず存在する．農業、農村に農外からの多様な担い手を期待するならば，規模の大小によらず都市住民を農の実践者として評価し，その拡大を図ることが必要である．