高温時期のトマト毒液栽培における生理障害と培養液管理

摘要

現在、静岡農試では蕃液栽培による高糖度トマ卜生産に関する研究を進めている。 本県卜マ卜の主流は冬～春季の栽培であるが、この高糖度卜マ卜に限っては市場ニーズに応えるため、周年化を目指して高温時期での栽培にもチャレンジしている。 今雪盲うまでもなく、高温条件下での卜マ卜栽培は不安定であり、ましてや水分ス卜レスを人為的に付与する高糖度卜マ卜栽培ではその管理に細心の注意が必姿である。 このような背景から、筆者らはこれまで高温時期における尻腐れ呆等の生理障害を回避するため、様々な取り組みを行ってきた。