野生動物に起因するLeptospira mozdok感染による雌豚の繁殖障害

摘要

豚のレプトスビラ症は豚の繁殖障害として，広浸潤している。 Leptospira mozdok（L.mozdok）は，牛の散発的流産および子牛の死亡の原因として英国で知られている。 これはまたデンマーク，ドイツ，ポルトガルおよびイングランドで，豚の繁殖障害の原因としても知られている。 この報告はドーセット（イングランド南部の州）において，母豚95頭を飼養する農場で発生した繁殖障害の記録である。 この農場は4年ほど前に6エーカーの敷地に建てられた。 繁殖豚は当初は購入されていたが，その後自家育成で更新していた。 最後に繁殖候補雌豚が購入されたのは，1983年7月であった。 雄豚は1984年の1月に購入した。 妊娠豚は8～12頭の群飼育で，分娩舎は2棟からなり，それぞれ6分娩房と8分娩房からなっていた。 哺乳期間は4週間で，離乳した母豚は交配舎へ移動し，交配した。交配回数は2回で同じ雄を使用していた。