公共育成牧場の役割-北海道オホーツク管内置戸町の 「きたみらい哺育育成センター」の取り組み一

摘要

最近、経営支援の一環として、哺乳、育成作業の 省力化、子牛の事故率低減、初産分娩月齢の早期化 による生産性向上などの効果を期待して、各地で哺 育、育成部門の預託施設が数多く造られている。しかし、このような施設にはさまざまな飼養形態 で飼育された子牛が集められ、多頭飼養されること から子牛には大きなストレスがかかる。また、病原 体も1力所の施設に集まり、感染症のリスクが高ま る。このような環境の中で、子牛を健康的に飼養す るためには、その施設に合った管理方法や病気など への対応、予防が必要となる。