奄美大島のハウスマンゴーにおけるチャノキイロアザミウマとアカオビアザミウマの花芽，花房ならびに果実での発生推移

摘要

鹿児島県におけるマンゴーMangifera indica L.の栽培は，奄美群島を中心に行われており，1989年にウリミバエBactrocera cucurbitae（Coquillett）が同群島から根絶されて（鹿児島県農政部、大島支庁ウリミバエ防除対策室，1991）以降，亜熱帯果樹栽培の振興とともに，特産品として出荷量が増加している（農林水産省，2007）。 マンゴーの原産地はインド，ミャンマー，タイの国境地帯とされており（大東，1996），これら原産地を含む熱帯地域では露地で栽培が行われている。