異常気象とシイタケ栽培東北地方115号産地における克服事例

摘要

近年は、毎年のように何十年ぶりの記録を更新する異常気象が続き、すばらしい特性を持った品種でも放っておいたのでは、なかなか好条件にあてはまる年が来なくなってきた。 このため、ここ数年の極端な異常気象下の春子条件と春子作柄の検証が大切と思われる。 岩手県地方は、面積も大変広く内陸と沿岸とでは、条件も異なることが多いが、春子豊作の3つの条件とは、第一条件は、原基形成時の降水量が多くあるかどうか▽第二条件は、有効積算温度が取れる夏の高温があるかどうか▽第三の条件は、冬に大雪、春先にドカ雪、降雨がしっかりあるかどうかである。