事務所ビルの効率的雨貯留容量は水使用量の5-7日分：節水型、健環境負荷型都市構築のための雨水利用中水道システム

摘要

都市では，水資源を離れた場所にある水源地からの降水に求める一方で，都市域への降水はほとんど利用しないで下水道などによって公共用水域に排除している。この都市の水循環の基本構造が，環境に負担をかける原因の一つとなっでいる。 各都市では，環境への負荷を極力少なくし，持続的発展が可能な都市を実現するために，健全な水循環を回復するためのマスタープランや総合計画を策定しつつある。 そこでは，自然の水循環系の回復と同時に人工の水循環系の適正化，再生が重要とされている。