2－8　南北うねの弧状樹形茶園において茶株面の東側に凍霜害が集中すち原因

摘要

南北方向に栽植された弧状樹形の茶園では、春先の凍霜害が茶株面の東側に集中することが多いこの現象については、これまでに①朝日の直射による急速な融解（淵之上1966）（注：原田、中山、（1961）は淵之上と同じ実験をした結果、否定している）、②東西間における耐凍性の差異（中野、小林1993）、③低温時における茶株面の温度分布（高橋ら1961）、が一因として指摘されてきた。 しかし、どれが主因か明確にされていないので、栽培現地では様々な解釈が行われて混乱している。 演者らは、上述した研究について再現性を確認するとともに、原因を再検討した。