フランクフルトの下町の'フラワーブティツゲ'

摘要

東京で銀座、青山、新宿、池袋、浅草、上野、それぞれ街の顔が違うように、ヨーロッパの都市でも地域によってがらりと雰囲気が変わります。歴史をそのまま引きずっているようなヨーロッパでは、もしかしたら都市は日本以上に地域ごとの異なる顔を私たちに見せてくれるのかもしれません。 地域の持つ空気は街を独特のイメージでつつみ、それによって住む人も暮らし方も存在する店も変わるような気がします。フランクフルトはドイツのというよりはヨーロッパ全体の金融都市として有名で、ほかのドイツ諸都市に比べても比較的新しい建物の多い都市ですが、それでも日本に比べれば古い街並みが残っているといえるでしょう。 街は新市街のハウプトバッへ地区、旧市街のレーマ一地区、そして一種独特なザクセンハウゼン地区とに分かれます。