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【24h】

日沼賴夫先生を傯んで

机译:纪念日沼俊雄博士

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摘要

ある種のヒトのがんはウィルスが原因である.そのがんゥィルスが100万人以上の日本人にすでに感染していた. このがん(悪性腫瘍)は成人T細胞白血病(adult T cell leukemia, ATL)という南西日本にその患者の集積がある独 立疾患であった.すなわち,後にhuman T cell leukemia virus (HTLV)と命名されたレトロウィルスがヒトカゝらヒト へ受け渡されていたのである.その伝播は母乳,性交渉, そして,輸血を介していた.このがんウィルスの正体を見 出したのが,日沼頼夫先生である(図1).このATL患者 はすべてHTLV陽性者であるという疾患との関連性,そ して,HTLV抗体陽性ウィルスキヤリァ一の存在が全国レ ベルの疫学調査から明らかになった.当時の手法は,スラィドガラスにウィルス陽性細胞をスメァし,それを抗原と して抗体の存在を蛍光顕微鏡で検出する(蛍光抗体法,図 2)というシンプルな手法であった.その特異性はきわめ て優れていたので,後の抗原ゼラチン凝集法,ELISA法, ウィルス核酸検査としてのPCR法の確認により蛍光抗体 法の正確さは確認された.データの信頼性は抜きん出てい た.そして,トリやマウスなどの動物に悪性腫瘍を起こす ことがよくわかっていたレトロウィルスの中に,ヒトのT 細胞腫瘍を起こすものがあるとわかったのである.さらに 別種のレトロウイルスが同じCD4陽性T細胞に感染し, エイズという免疫不全症が全世界に広がっていることが数 年後に明らかになつてきた.それは,ヒトT細胞の培養 技術がHTLV研究により開発され,HIVの分離同定法が 確立したことによる.すなわち,HTLVの培養技術がHIV 研究に応用された.そして,HIVの分子生物学が感染性DNAクローンの単離よりスタートした.一方,HTLV研 究はATLとの関連性の発見から,HTLV-associated myelopathy (HAM)という脊髄症の発見,がん化ならびに神経症 という発症メカニズム解明ならびにこれまで動物レトロウ ィルス研究からは見出されていなかった新規のウィルス遺 伝子の研究がHTLV研究からもたらされた.Tax, Rex, HBZというトランス因子の発見がそれである.日沼賴夫 先生の貢献は,レトロウイルスがヒトに悪性腫瘍を起こす ことを証明したことである.実験動物ではなく臨床現場で 起きていたのである.事実が明らかになり,輸血ならびに
机译:一些人类癌症是由病毒引起的,该癌症病毒已经感染了超过100万日本人,这种癌症(恶性肿瘤)是成人T细胞白血病。 (ATL),这是一种独立的疾病,在日本西南部有大量患者,即后来被称为人类T细胞白血病病毒(HTLV)的逆转录病毒移交给了人类。其传播途径是通过母乳,性交和输血,由Yorio Hinuma博士发现了这种癌症病毒的真实身份(图1),所有这些ATL患者均为HTLV阳性。一项国家级流行病学调查揭示了与该疾病的关系以及HTLV抗体阳性病毒载体的存在,当时的方法是在载玻片上涂抹病毒阳性细胞,然后这是使用上述抗原作为抗原的荧光显微镜检测抗体的简便方法(荧光抗体法,图2),由于其特异性非常优异,因此后来的抗原明胶凝集法和ELISA法,通过将PCR方法作为一种病毒核酸测试方法进行验证,证实了荧光抗体方法的准确性,数据的可靠性非常出色,并且众所周知,它会引起诸如鸟类和小鼠等动物的恶性肿瘤。事实证明,某些逆转录病毒会引起人类T细胞肿瘤,此外,另一种逆转录病毒会感染相同的CD4阳性T细胞,而称为AIDS的免疫缺陷疾病正在全世界蔓延。几年后,很明显,通过HTLV研究开发了人类T细胞培养技术,并建立了分离和鉴定HIV的方法,即HTLV培养技术被用于HIV研究。然后,HIV的分子生物学从感染性DNA克隆的分离开始,另一方面,HTLV研究发现与ATL的相关性,发现了称为HTLV相关性脊髓病(HAM)的脊髓病,并使其癌变。此外,HTLV的研究还阐明了神经病的致病机制,并研究了动物逆转录病毒研究中未发现的新病毒基因,包括转座因子Tax,Rex和HBZ的发现。也就是说,Hinuma博士的贡献在于逆转录病毒会导致人类恶性肿瘤。事实证明,这是在临床实践中发生的,不是在实验动物中发生的。

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