Oからの樹作りにチャレンジ！

摘要

ザィフリポクはパラ科ザィフリポク属の落葉亜高木で、日本にはー種が本州の中部以南、四国、九州の山野に自生しています。ザィフリポクの名の由来は、白く揺れる花を戦国武将が合戦の際に振るつた采配に見立てたもので、采振木の漢字をあてます。また神社の七五三緙ゃ榊に付ける、細く切った和紙(四手)が花の形状に似ていることからシデザクラ(四手桜)の別名でも親しまれています。花期は4-5月頃。短枝の先端に散房状の総状花序の白花を開きます。両性花ですから、花が着けば高い確率で結実し実を生らせます。日本に自生するのはー種だけですが、世界的にはS種類以上の存在が確認されており、カナダからァメリ力中央西南部付近に自生する品種はアメリカザィフリポクの名前で輸入されています。日本のザィフリポクとよく似ていますが、花期がわずかに早く、展葉するより早く開花する点が異なります。また実が熟するのも早く、 6月頃に黒紫色に熟して採取することが可能。大きさも日本種より|回り大きいです。さらに実は多汁で甘味があって、ジュ—ンベリIの名前で生食以外にジャムなどの材料として用いられます。ちなみに日本のザィフリポクの実は鳥の食害に遭うことは多いのですが、西洋種のように生食には適さないようです。