土壌試験結果に基づく土づくり ～微量要素の役割と必要性⑥～

摘要

それでは、これから一番大切な、CECの説明をしたいと思います。 CECというのは、みなさんの圃場の土が、どれだけの肥料を抱くことができるかということを表します。日本語で言いますと、陽イオン交換容量といいますが、陽イオンというのは、簡単にいいますとプラスの電気を持つ元素です。カリ、マグネシウム、カルシウム、アンモニア、これが代表です。ほかにも微量要素の中にもありますが、代表はこの四つになります。このように、プラスの電気を持っている元素を、総称して陽イオンといいます。 イオンというのは電気を帯びたバラバラの粒子のことです。