ドチサメの歯

摘要

ドチサメ(Triakis）の頭部の矢状断（縦切り）の切片標本と、その上顎の拡大写真、皮膚と顎の表面にある小突起が皮歯の楯鱗と車軸歯（サメの歯）て、皮膚の小包がロリンツイ剛二器官。 生物の発するエネルギー（電磁波）を感知して暗がりや妙にひそむ生き物を取って食うためのアンテナである。 梢鱗が軟骨性の上、下顎で食物を捕捉して力学対応したために大きく発達したものが鮫の歯で水車の歯のように円状に並ふ。 先端から脱落すると水車が廻るように歯が移動して常時上下顎の歯が歯車のように咳み合って捕食する。 この回転状の歯を車軸歯と呼ぶ　 ドチサメ型の歯の特徴である。ロリンツイ仙二器官は、哺乳動物では汗腺となり、楯鱗はカルシウムとミネラルの抜けたコラーゲンのみからなる軟らかい慮歯の獣毛となる。 鰭呼吸の度に体内に入り込んでいた海水中のミネラルか上陸して空気呼吸になると完璧に入ってこなくなるのである　ミネラルの排泄器官として働いていた皮歯、楯鱗がミネラル欠乏で顎の歯を残してコラーケンたけからなる皮歯を作るようになる1このように脊椎動物は同じ遺伝形質のまま異なる働きや形に変化する進化様式をとるのである。