微生物のはたらきで水を浄化する

摘要

晴性汚泥法は，多くの下水処理場で採用されている汚水処理技術である．その原理は，おおよそつぎのようになっている（図1）．　 汚水は沈砂池?第一沈殿他に流入し，汚物やごみが取り除かれる．そのあと曝気概に入り，ここで有機物を含んだ汚水に多数の細蘭や原生動物，微小後生動物が生育する泥（惰性汚派）が浪人され，空気が大畠に送り込まれ，撹絆される（これを曝気という）．有機物はこれらの微生物によって分解され，その多くは二酸化炭素，水，無機塩顆（窒素，リンなど）に変化する．この水が，第二沈殿他に移されしばらく放置されると，悟性汚泥は容易に沈殿し上澄み液と分離する．そこで，この上澄み液のみが河川に排出される．