世界の養豚事情からPRRSとマクロライド

摘要

マクロライド(ML)は、一連の抗生物質ダル—プの中のひとつで、ML環に1個あるいはそれ以上のデォキシ糖、通常はクラディノ—ス(デォキシ.シュガ—：ある種の抗生物質の成分)と、デゾサミン(エリス口マイシンのようなマク口ライド系抗生物質に見られるデォキシ.へキソ—ス)がくつついたものです。MLは、白血球内に蓄積する傾向があり、感染の部位に移動し、そしてマイコプラズマ(MP)やグラム陰性バクテリア、例えば家禽コレラ菌、ァクチノバチルス,プルロニュ—モニァ(AP/肺炎)などによつて引きおこされる呼吸器感染を治療するのに使用されます。典型的な抗生物質としての効果に加えて、MLの中には抗炎症性、免疫修正(調整)機能、抗ウィルス活性などを持っているものもあります。獣医学においては、臨床報告と論文でPR RSゥィルス(PRRS V)に対して、テイルミコシン(TM)の活性、すなわちフIベフアルマ社のティルモヴH (TM V)の活性体について論述しています。本説では、3つの実験(試験)、すなわちTMVの抗ウィルス性活性の研究について述べることにします。