豚尿を活用した飼料用米生産定着に向けた課題 －食べる手、作る手、つないで食の再興計画－

摘要

平成16年に、7．8haからスタートした飼料用米の作付けは、平成21年には210ha（JA庄内みどり遊佐支店管内）に急増。JA庄内みどり全体では450ha、飼料用米プロジェクト関係では680haを超すような状況になっている。しかし、全国的にはまだまだ作付け面積が伸び悩みの状況にある。　なぜ、飼料用米の作付けが伸びないのか、それぞれの地域においてさまざまな課題があると思うが、今回は液肥（豚尿）の活用によるコスト低減を目指す取り組みの現状と課題について述べる。