「亜熱帯循環系の調査研究に関する国際ワークショップ」長崎市で開催

摘要

平成9年12月1日～4日に西海区水産研究所を主催者の一人として標記の国際研究集会が長崎市内（ホテルニュー長崎）で開催されましたのでその概要を紹介します。 開催までの経緯まず国際ワークショップを長崎市で開くに至った経緯について述べます。 大きな背景としては「日中科学技術協力協定」に基づく実施取り決めの付属書及び平成7年7月に開催された「黒潮の開発利用調査研究／日中亜熱帯循環系の調査研究」（科学技術庁海洋開発及び地球科学調査研究促進費）にともなう日中共同ワーキンググループ会議での合意事項などがあります。 すなわち，合意事項の一項には，「平成9年度に日本で日中共同シンポジウムを開催する」ということが明記されています。 従って，この科学技術庁の促進費で長年にわたって調査研究を実施してきた水産庁，気象庁，海上保安庁の関係者の間では，それらのどキかが実行母体となつてシンポジウムを開催しなければならないという共通認識は以前からありました。