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摘要

UPMは欧州のSC紙用マシン2台(オーストリア/ステレーミュール工場3号機とドイツ/アウスブルグ工場2号機)を速やかに停機し、年産能力30万5,000tの設備を削減すると発表した。市場関係者によると、このアナウンスによって2017年の価格交渉に少なからず影響が及ぶという。2017年1〜3月期にSC紙の価格がアップするのは間違いないが、最終的な値上げ幅が問題という。SC紙の市況は今夏以降、エネルギー価格と原料古紙価格の値上がりによって多くの困難に直面した。このため複数のメーカーが対策に追われた。