2019年度の防水業界展望<アンケート調査>: 施工店とメーカーが動向を予測

摘要

2020年の東京五輪開催まで残り2年を切った。関連施設や宿泊施設の工事が急ピッチで進み，仕上工事の段階に入っていることから防水材の需要が高まっている。また，近年は，日本列島を襲う大型台風や集中豪雨など自然災害の影響で,雨漏りの被害に対する認識が高まり，補修•改修工事の依頼が増加しているようだ。加えて，心配されていた東京五輪終了後の需要動向については，改修物件を中心に，一定の工事量を見込むユーザーが增えてきた。本特集では，本誌新年号でのアンケート結果を踏まえ，2019年度の防水市場を施工店とメーカーがどのように捉えているかを把握するため，それぞれにアンケート調査を実施した結果を紹介する。