オゾン酸化がMicrocystis aeruginosa とAnabaena flos-aquaeの細胞完全性と塩素消毒副生成物形成に及ぼす影響

摘要

藍藻類は、環境中の至るところに存在しているが、水源で異常繁殖を起こすと、水道水の水質及び浄水処理工程に影響を及ぼす可能性がある。そこで、浄水場では従来の浄水処理工程に加え、前処理として酸化剤である塩素やオゾン等を使用している。しかしながら、酸化剤を使用すると、2-MIBゃジェオスミン等のかび臭原因物質の放出や消毒副生成物（DBPs)を生成する恐れがあるが、前オゾン処理に伴うオゾンの藍藻類への影響を詳細に調べた報告は少ない。