地方創生と少子イ匕

摘要

人口減少の克服や東京一極集中の是正を目指し、安倍内閣が掲げた地方創生。その取り組みについて、年明けの朝刊に小さく掲載された世論調査の結果日本世論調査会2016年12月は、「進んでいない」「どちらかといえば進んでいない」と思う人が、回答者の77%にも上ると伝えている。事実、人口減少や高齢化は容赦なく進行する一方、地域活性化が進んだ実感はなく 、政府の施策の焦点はいつの間にか「一億総活躍社会の実現」に向けての「新·三本の矢」：「希望を生み出す強い経済」、「夢をつむぐ子育て支援」、「安心につながる社会保障」に移ってしまい、地方創生担当大臣や地方創生本部の動きも殆ど目立たくなつている。