東京メトロの地下浸水防止策の取組み

摘要

東京メトロでは、中央防災会議「大規模水害に関する専門調査会」及び東京都「洪水ハザードマップ」における浸水エリアを踏まえ、駅出入口の改良、換気口•坑口（トンネルの出入口部分）への浸水対策の強化等の大規模浸水対策を進めている。また、地上部が浸水した場合でも、早期復旧•運転再開ができる環境を整備するため変電所や信号機器室など地上部における対策も進めている。本稿では、これら浸水対策の紹介とトンネル断面を閉鎖する防水ゲート設置に伴う可動剛体装置について紹介する。