人体の非線形地震応答解析モデルに基づく超高層建物における地震時負傷評価

摘要

本研究では，台車型二重倒立振子による人体の非線形地震応答解析モデルを構築した。また，超高層集合住宅居住者への2011年東北地方太平洋沖地震時における揺れの体感に関するアンケート調査結果に基づき，人体モデルを用いた地震時行動難度の評価法を提案した。さらに，超高層RC造建物の地震応答解析を行って各階の人間応答を求め，同建物における人間の地震時負傷評価法を提案した。得られた知見を以下に示す。