物理的な定量化評価指標を用いた心理評価構造予測モデルの異なるデータ間の比較: 都市計画指標•物理評価•心理評価を連携する河川景観評価に関する研究その3

摘要

高くそびえ立つ構造物が高密度に存在する都市域において，河川は数少ない自然的要素やオープンスペースとして存在し，単なる審美的な価値のみならず，人々に安らぎや開放感を与え，精神的な浄化作用や愛着•帰属感を培い，ひいては幸福感をも向上させるものと考えられている。以上に関係して渡辺•畔柳らは一連の研究で，水辺空間は居住環境において特定の意味を有するが，現状ではその効果の発現が地区によって大きく異なること，水辺の効果は必ずしも人々に明確に意識されているとは限らないが，居住地域や日常的な環境の評価に間接的に反映されていることを指摘している。%The purpose of this study is to verify the applicability of the four-fector predicting model constructed from Shincheon river data and verily the validity of the model by comparing different data based on the Ota river landscape photographs and GIS-based CG pictures. Particularly, we selected the same psychological questionnaire items and compared the two predicting stages of 「PHe → PSe(items)」 and 「PSe(items)→PSe(satisfection)to test the validity of the multi-level prediction model.