浅間山

摘要

浅間山は群馬県と長野県の県境，軽井沢の北にそびえる標高2568mの活火山である。有史以来何度も大噴火を繰り返し，天明大噴火では1500人もの犠牲者を出したばかりでなく，上空まで吹き上がった火山灰が日光を遮ったために天明の大飢饉が起こったという説まであるはど環境にも大きな影響を与えた山である。日本百名山の一つなので2005年に登ろうと思ったが，火山活動のために山頂から2km位以内は立ち入り禁止で止む無く，外輪山の最高峰である黒斑山也404m）に登るしかなかった。ところが火山活動が収まったために，山頂から5（氾mにある前掛山也524m）まで登山可能になったことを知り，1泊2日で登山に向かった。5月中旬なのに中腹の浅間山荘では梅と桜が一緒に咲いており，カラマツの新緑を楽しみながら2時間弱で外輪山との間の湯の平に到着。