グラッときたら！逃げ足速く、立ち直りも早く！ 地震波予知・解析システムの導入

摘要

本稿は、2005年12月号に寄稿した「2003年十勝沖地震における北海道事業所の地震対応」の続編であり、その後のさらなる災害対応能力強化の一環として、当所が取り組んできた活動の紹介である。当所は、北海道苫小牧市の東部に位置し、135haの敷地に直径82m、高さ24.5mの巨大なタンク47基で約450万klの原油を備蓄している。地上タンクの備蓄基地としては、隣接する苫小牧東部国家石油備蓄基地をあわせると、世界トップクラスの規模を誇る。