福岡市における下水道管路の老朽化対策の現状と管路更生の考え方

摘要

福岡市の下水道は、昭和5年に事業を開始し、戦時中の中断を経て、昭和38年に「第1次下水道整備計画」が策定された事により、水洗化の普及に積極的に取り組んできた結果、下水道人口普及率は平成23年度末で99.5%に達しており、また、浸水被害軽減の対策も一定程度進むなど、都市における必要不可欠な社会基盤は徐々に整いつつある。