公共交通の連結：ァーネム中央駅

摘要

2001年、オランダ政府は新ァーネム中央駅を(全国の主要駅周辺を対象とした国家的な)「新規基幹事業」の一つに指定した。事業対象駅には、都市再生と経済成長の起爆剤たることが求められている。1950年代に建てられた駅舎が乗換ターミナルに建て替えられたなら、2020年には一日おたりの市内への通勤客は11万人にまで膨らみ、当然経済成長にも弾みがつくだろう。駅周辺も含めたこの再開発は、実に20年をかけた遠大なプロジェクトであり、ァーネム市内では戦後最大規模の開発事業でもある。オランダ政府の支援を受けて建設されたこの乗換ハブは、鉄道駅舎の常識を塗り替え、また全欧州でもこれほど複雜を極めた駅舎はほかに例がない。新駅舎はァーネム市の新たな「玄関口」となり、旅の高揚感を味わわせ、ドイツーオランダーベルギー間の一大結節点たるァーネムの名を世に知らしめるだろう。新ターミナ/レは商業エリアと会議場を併設し、近隣のオフィス·プラザ、中心街、地下駐車場、ソンスべーク公園とも結ばれている。駅周辺には延床面積16万m~2におよぶオフィス、店舗、シネマ·コンプレツクスがそろつており、これだけでもーつのまちたりラる。