頭端駅の機能更新 アントワープ中央駅

摘要

スイスのルツェルン駅とローマのパンテオンからインスピレーションを得たと言われるァントワープ中央駅(1898年)は、2007年にターミナル駅から通過駅へと変貌を遂げる。TGVの停車駅であった市南側のアントヮープ·ベルケム駅は、ローカル線停車駅となり、アントワープ中央駅にTGVが乗り入れるようになつたことは、アントワープ市がその港とともに、陸海双方における国際都市として誇るようになつたことは言うまでもないだろう。その南北方向のリンクを実現するために、3.8kmもの長さの地下トンネルが掘られた。プラットフォームの増幅を地下20mまでに下げ、かつ中央にアトリウムを設けることによって、オリジナルのドーム状のガラスとスチールのトレイン·シエツド(幅66m、長さ186m、高さ43mという空間は、機関車の蒸気を受け、換気するためのスぺースとして必要とされた)がどこからでも印象的に視界に入るようになっている。