ユニバーサルファッション「阪神淡路大震災: 兵庫モダンシニアファッションショ」から学んだこと

摘要

私は60歳.ファッションデザインを専門として35年！「生涯，おしゃれして元気に暮らしたいなあ！」をライフワークにさまざまな研究や活動を続けています.中でも，高齢者·障がい者ファッションは専門を活かせ，やりがいを感じています.私が神戸芸術工科大学に就任したのが1994年4月.翌年の1月に阪神淡路大震災に遭いました.大手百貨店の企画開発部に勤務していた私は，この震災に対応できる衣服を全く持っていませんでした.カシミアのコートは持っていた.でも長靴は持っていなかった.この時から「衣服とは人間にとって何なのか？」「衣服の役割は？使命は？」が頭の中を巡っています.