駅構内カメラのネットワーク化による鉄道施設のセキュリティ強化

摘要

これまで紹介した通り、JR 東日本では駅構内カメラをネットワーク化するとともに、カメラの設置箇所を拡大の取り組みを実施している。これまでは、用途別や部門別に防犯カメラシステムをそれぞれ構築しており、ほぼ同一箇所に複数のカメラが設置されていたり、監視箇所の追加や移転の際に逐一工事が必要になったりするなど、非常に複雑な構成となっていた。今回、駅構内のカメラをIP 化してネットワークに一元的に接続することで、それぞれの箇所に必要な映像を自由に設定・表示できる柔軟性の高いシステムとなる。閲覧箇所の追加や変更、削除について、物理的な工事は不要で設定変更のみで可能となるため、環境の変化にスピーディーに対応できるようになる。