銀触媒によるN‐スルホニルアミノ酸を用いた3-スルホニルクマリン誘導体の合成

摘要

スルホニル基の導入は、元の化合物の生物学的や物理学的性質を変化させることができるため、スルホニル化反応は有機合成において重要である。一方、クマリンは医薬品、農薬および天然有機化合物に広く存在する骨格である。近年、クマリンにスルホニル基を導入する手法としてラジカル環化が注目を集めている1)。