水素分離型メンブレンリアクターを用いたメタンドライリフォーミングによる合成ガス製造

摘要

持続可能な低炭素社会の実現には、再生可能エネルギーシステムを社会実装すること、さらには化学品製造における石油由来原料を他の炭素源に転換することが必要である。転換の一つとして、CO2から合成ガスを経て化学品を製造することが考えられる。CO2とCH4を反応させることで合成ガスが得られるメタンドライリフォーミング（CH4 + CO2 = 2CO + 2H2）は吸熱反応で800°C程度の高温を必要とし、触媒上に炭素析出しやすく活性劣化が問題となっている。