意識システムによる強迫性障害の研究

摘要

将来にはヒトとロボットの共生する社会が可能であり、ヒトの行動や意図を理解できるロボットはますます重要になると考えている。そして、現代社会の高ストレスにより、様々な精神疾患になるヒトは多くなっている。このため、患者への介護と治療をサポートするロボットは必要である。そこで本研究は様々な先行研究を踏み、意識は「認知と行動の一貫性が意識の源泉である」と定義しており、その理論を元にヒトの意識機能をロボット上で実現するシステムモデルを構築した。また、意識システムを用いて強迫性障害の発病原因や形成原理さらに治療手法について考察する。