非侵襲超音波診断·治療統合システムの構築法－運動する患部上の指定位置に適切な強度でHIFU照射可能なシステム

摘要

本稿では，1点目として，非侵襲超音波診断·治療統合システムの概念について述べた．2点目として，システム機能の抽出·分解·再構築（構造化）の方法を示した．3点目として，上記の構造化に基づいて構築したシステムの構成について述べた．4点目として，超音波画像による患部追従の問題点を明らかするとともに，この問題を解決するためにHIFU焦点が診断プローブに対して独立に動作する先端部機構を提案し，実験によりその有効性を確認した．