女性を対象とした機械航空分野へのキャリアデザインを支援するシンポジウムを開催して（目に見える/見えなしい柔軟性を含む技術者組織に向けて）

摘要

著者らは，女性を対象とした機械航空分野へのキャリアデザインを支援するシンポジウムとして，昨年末に名古屋大学東山キャンパスで「機械航空女子シンポジウム」を開催した．本シンポジウムは名古屋大学大学院工学研究科と公益財団法人日比科学技術振興財団，一般社団法人日本機械学会LAJ (Ladies' Association of JSME)委員会の共催，一般社団法人日本航空宇宙学会中部支部の協賛，一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金の協力のもと2017年12月26日に名古屋大学理学南館坂田·平田ホールを主会場として開催された．開催告知ポスターをFig.1に示す．参加資格を大学の機械航空系学科への進学や機械航空系分野への就職に関心のある中学生以上の女性とし広く参加募集を呼びかけ，結果として中学生から一般まで92名の参加者を集め，関係者を含めると100名を超える盛会となった(Fig.2)．この詳細な内容や実施結果については著者らの前報を参照されたい．本報では前報に引き続き本シンポジウム実施後の著者らの考察の一部について報告したい．