非平行型分布結合線路における電磁結合の実験的検討

摘要

直線状非平行型結合線路による結合度改善を図った結果、角度θが増すにつれて広帯域となったが、結合度が全体的に小さくなる傾向を示した。そこでアモルファス金属薄帯を敷設したところ減尐した結合度が再び改善され、結果、低周波数帯域で一定の結合度を得ることができた。今後の課題として、円弧状型分布結合線路における結合度の実験及び検討と高周波帯域におけるアモルファス金属薄帯のS31 に対する影響の原因解明が挙げられる。