安全運転管理教育システムASSISTにおける画像式距離警報装置に対応した管理ソフトウェアの開発

摘要

平成25年中の日本国内での交通事故は、約62万件発生しており、事故類型別でみると追突事故と出会い頭事故が全体の6割を占めている。交通事故発生件数は近年減少傾向であるが依然高水準であるといえる。交通事故を減らすことは重要であると考える。これらの事故は、停止距離よりも進行方向空間距離（車間距離）が短い落合に発生する。したがって、事故を引き起こさないためには、停止距離以上の進行方向空間距離を保持して走行する必要がある。交通事故を減らすには運転時または運転直後に教育することが効果的であると考える。このような教育ができるものとして、安全運転管理教育システムASSIST（Assistant System for Safe Driving by Informative Supervision and Training）の開発を行っている。ASSISTとは情報通信技術によって運転時は遠隔地から実時間で運転者の運転行動を管理し、不安全な運転を行った場合は即座に助言·警告でき、運転直後は管理者用ソフトウェアを用いての教育が可能なシステムである。